「節約志向」退会も選択肢

6月25日(日曜)、猛烈販促塾の質疑応答からの考察、最終回。

本日も前回の続きですが、実は今、多くの「発明団体」が正念場を迎えています。

節約志向の「個人会員」を中心に、「会員離れ」に歯止めが掛からないからです。

と言うのも、現在の「個人」の発明家や事業主は、費用対効果の概念がシビアで、

自身へのメリットが薄ければ、入会の翌年に「退会」なんて事も珍しくないです。

また既存会員の方も高齢化が進み、年金生活の為に「退会」という事も多いです。

そんな苦しい情勢が続いてる「発明団体」ですが、唯一堅調なのが発明協会です。

発明協会の長所は、言うなれば「オーソドックスな活動」をしているのが特徴で、

要するに「誇張がない」のです、発明を企業に売り込むとか、そういう事をせず、

地道に発明の普及に勤しむ、それが発明協会で「発明家が主役」と考えています。

故に「年会費」だけで、多数の無料相談を活用する事ができるのも「長所」です。

逆に、「企業への売込みや販売」をテーマにすると、「主役は企業」になります。

企業が主役となると、個人発明家などの「会員」は、脇役にならざるを得ません。

企業へ「アイデアを売込む」というテーマの下、会員が必死に作成した提案書を、

その周辺資料(情報)も添え、企業に「無償提供」、しかし成功する確率は低い。

個人発明家のメリットは極めて薄いです。私は、喜ぶのは企業だけと思料します。

アイデアも財産なら、情報だって財産、いやアイデア以上に貴重な財産なのです。

故に「発明に纏わる情報」を、軽々に企業に差し出す事には、充分な注意が必要。

発明協会には、そういう心配がない。だから、安心して相談が受けられる訳です。

但し御判断は個人の自由、本文は、あくまでも猛烈販促塾でのアドバイスの範囲。