「終戦記念日」鎮魂の八月
8月15日(木曜)、鎮魂の夏、「七十九回目」の終戦記念日。
今から七十九年前の昭和二十年八月十五日、日本の戦争は終わりました。
その象徴が「堪え難きを堪え」の、昭和天皇による玉音放送となりますが、
その昭和天皇の御聖断で、日本国民は本土決戦の惨禍から救われる訳です。
その玉音放送に至るまでの経緯を題材にしたのが「半藤一利さん」の名著、
小説「日本のいちばん長い日」ですが、これは寧ろ映画の方が有名ですね。
内容は大変克明であり、議論紛糾する「最高戦争指導会議」を背景にして、
主人公の阿南惟幾(陸軍大臣)が、内閣と軍部との板挟みに苦悩しながら、
最後は自決と言う形で陸軍部内を纏めて、終戦を実現させるまでの様子が、
ほぼ史実に忠実に描かれています、まさしく後世に語り継ぎたい名作です。
改めまして、全ての戦没者の方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。