「中島飛行機」と格安航空
5月30日(月曜)、梅雨の到来と共に、熱中症にも要注意です。
今日は「ゴミゼロの日」、語呂合わせは、頭にス―っと入ってくるので面白いですね。
何よりも「こういう小さなキッカケ」で、地域の美化運動が促進されるのは素晴らしい。
そして、この「数字の語呂合わせ」と言うのも、立派な「ネーミング技術」の一つです。
呼称一つで「社会」が活性化、正に「名」は体を表す、ネーミングは立派な発明ですね。
ミュンヘン五輪の松平監督は、「気遣いとネーミング」の達人。
弊社社長が学連に在籍していた時、日本バレーボール協会の会長が、松平先生でした。
因みに、その当時の全日本監督は、ミュンヘン五輪の金メダリストである大古誠司さん。
社長曰く「松平先生や大古先生は、強面だけど、学生役員には優しかったよ」との事で、
特に大古さんは、「悪いねえ、すまないねえ」が口癖らしく、社長も良き思い出との事。
ミュンヘン五輪当時、その大古さんに「世界の大砲」という渾名を付けたのが松平先生。
社長曰く、その松平先生が、私は後悔している、と呟いた事があって・・(次回に続く)
富士重工業から「SUBARU」、ブランド名が「社名」に大出世。
販売関係のセミナーでは、ネーミングはヒット商品への近道、と言われたりもします。
私が「言われたりも」と消極的なのは、私は「ヒット商品は機能が全て」が持論であり、
商品開発に於いての「ネーミング」については、特に「拘りを持っていない」からです。
商品名は気迫さえ籠って入れば良く、何より、ヒットの近道や真相は外部に漏れません。
近道は模倣されるからです。故に企業は「ヒット中の商品」でも、敢えて隠す事がある。
それが顕著なのは、自動車メーカーのSUBARU、以前の社名は「富士重工業」ですから、
ブランド名が社名になった稀有な存在で、そしてさらに遡れば、中島飛行機となります。
ここの商品開発は多角的で、衝突防止システムのアイサイトや電気自動車への参画など、
車の好調ぶりは周知の事実ですが、「密か」に業績に貢献しているのは、飛行機の尾翼。
キーワードは炭素繊維、軽くて頑丈なSUBARU製の尾翼は、他社では真似ができません。
既に「世界中の航空機メーカー」から注文が殺到中。而も近年は格安航空会社も加わり、
尾翼は巨大市場へと変貌。SUBARUの尾翼は、中島飛行機の魂と共に世界の空を席巻中。